なんとか残す方法 エクストルージョン 歯を引っ張り出す-川越市の歯医者・歯科│川越駅西口歯科

院長ブログ

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なんとか残す方法 エクストルージョン 歯を引っ張り出す

◎エクストルージョン

歯根が骨の中に埋まっている場合、根を引っ張り出す方法です。被せ物の境目が骨の中や歯茎の深い部分にあると予後が悪くなります。

 

期間は前歯や小臼歯で6カ月以上かかります。

 

根が短くなっている場合や安定感がない場合、隣の歯と連結することがあります。

   

なんとか残す方法 ヘミセクション 分割抜歯

なんとか残す治療

 

◎分割抜歯 ヘミセクション

2本または3本根がある歯でどちらかの根の先に通常の治療では治癒困難な膿の袋ができてしまったり、どちらかの根が割れてしまった場合に、片方の根だけ抜いて、もう片方の根を残す方法です。

支える骨や歯の状況により歯を残せる期間に影響します。

一般的にヘミセクションは「延命治療」と言われています。

 

隣の歯が生活歯(神経が生きている状態)などの状態で、歯をあまり削りたくない場合などお勧めする場合があります。

 

文献によってはインプラントと同等とするものや7~10年は残っていくとするものもありますが、正確に何年残るか…といったデータがないのが実情です。

しっかり治療法を理解して、どの治療法がいいか一緒に悩めれば幸いです。

顎関節症 顎が開かない! 噛むとき痛い! 音が鳴る 何科を受診?

ほとんどの場合、まずは歯科を受診することをおすすめされます。

顎関節症について

顎関節は耳の前方にある関節です。この関節の病気を顎関節症といいます。

症状としては、あごが痛い、口を大きく開けられない、口を開けるとあごがカクカク、ガクガク音がする等があります。肩こり、腰痛、耳の痛み、めまいの原因であることもあります。

治療は歯科でおこなわれ、マウスピースの装着、薬の服用、症状を引きおこした生活習慣の是正等の治療があります。

マウスピースの作製、レーザー治療などの顎関節治療をおこなっています。顎関節症の治療は全て健康保険が適応になります。

かみ合わせ治療、歯列矯正など健康保険外の高額な治療、民間療法的な特殊な治療ではなく、多くの歯科大学病院でおこなわれている標準的な治療を取り入れています。治療期間がかかることが多いものの、ほとんどの方は治ります。

たまに歯並びを治さないと顎関節症が治らないと言われた、などという患者様がいらっしゃいますが、顎が痛い場合はほとんどの場合、マウスピースを入れることが多いです。

適切な診断をして、適切なマウスピースなどの処置をすることで、ほとんどの症例は治ることが多いです。

また当院はレーザーを患部に照射することで、痛みを和らげる治療も行っています。

これらの治療をした上で、症状がよくならない場合は大学病院などの施設でMRIなどの一歩進んだ特殊な画像診断をして、診断を深めていくことをおすすめしています。

当院院長は大学では口腔外科で顎関節症の科に在籍しておりました。

顎関節症は間違った診断で長期放っておくと怖い病気です。顎の音がカクン、コキッ、ジャリジャリ、などいろいろな音により診断は異なったりします。

大学病院では様々な症状の患者様がいらっしゃいました。腫瘍が原因で痛くなっている、骨が溶けてきている、歯医者に行ってから顎の調子が悪くなった・・・などなど。

原因を追究すること、病気の治し方はこれにつきます

また、どんどん口が開きづらくなってきた、生活に支障がでたり、片頭痛がある、首が凝る、なども症状の一つです。

 

 

セカンドオピニオンのすすめ

場合によって、当院ではセカンドオピニオンをおすすめしています。

患者様がご希望する治療方針と、当院がご提案する治療方針が合わないことは多々あるかと思います。

自分では思いもつかなかった治療方法があったり、歯を残せる残せないなど…。歯医者によって治療の考え方は千差万別です。治療費などはもちろん大事な要素ですが、最優先事項はどのように治療するか、です。その後に治療費が合う医院を見つけるなど、大事なことを見失わないようにしていただきたいと思っています。

私が思うプロフェッショナルとは、できないことはやらない、です。逆に言うとできることをやる、です。

患者様のご意見はもちろんお聞きしますが、全部受け入れて「出来ますよ」では成り立たないと思っています。患者様と当院の意見をしっかりお互い出し合い、それが合わなかったり、まだ不安だなあと思ったらセカンドオピニオンです。

無理なく、不安なく患者様が将来満足する結果に、少しでも近づくための方法だと思っています。

セカンドオピニオンは歯について勉強するいい機会になるかと思います。

 

親知らずは抜く?抜かない?

結論から言うと、価値がある親知らずは抜かないです!

一般的に親知らずを抜くのは

  • 中途半端に生えてきて、周りが汚れて炎症を起こしている(局所的な歯周病)
  • 手前の歯(7番)に影響を与えている。(8番との間に汚れが溜まるため7番が虫歯になることが多いです。場合によって、7番が吸収してきたりします。)
  • 虫歯になっている。
  • 生え方が異常。(歯の向きが異常、歯の高さが隣の歯と合っていない)
  • 歯並びに影響を与えている。
  • 歯磨きがうまくできない←親知らずがうまく磨けないということは、7番もうまく磨けないということです。

※とくに女性の場合、妊娠出産のときに親知らずが痛むと、レントゲンを撮影することも抜歯後に投薬することも困難になります。親知らずが過去に痛んだ場合は、早めに抜歯することをお勧めしていす。

※親知らずはしっかり生えていてきちんと磨ける場合、必ずしも抜かなければならない歯ではありません。将来ブリッジや入れ歯の土台になったり、移植に利用することも可能です。

 

抜いたほうがいいかどうかお悩みの場合は、一度歯医者にご相談ください。当院ではきちんと予防できる場合で、将来使うことが可能な親知らずは、残すことをおすすめすることがあります。

抜歯について

  • レントゲンは平面的な情報しか得られません。実際に根が3本ある場合でも、レントゲン上では2本に見えたり、実際は曲がっている根の場合でも、まっすぐに見えたりします。そのような場合は抜歯に時間がかかる場合があります。

また、下顎管(下顎の大きな神経のこと)に近く、抜歯に無理な力を加えることが困難な場合、2回に分けて抜くことがあります。

  • 多くの親知らずは下顎管に近く、抜歯の際に下顎管を押すことがあります。場合によって麻酔が切れた後も唇のしびれが続くことあります。その際はご連絡ください。完全に神経を切断したり大きく傷つけたりしない限り、神経は元通りになると言われています。場合によっては大学病院などの専門機関にご紹介させていただく場合があります。
  • 抜歯後の痛みは1週間位続く場合があります。2~3日目が腫れや痛みのピークとよく言われます。殴られた後のように青くなって、その後黄色くなって治っていくこともあります。痛みはのどの方や手前の歯に拡がることがあります。
  • 抜歯後は7番の根が露出されるので、しみてくることがあります。
  • 親知らずの位置はかなり奥にあるため、治療中、術者やアシスタントがほっぺたをひっぱったり、唇に器具が当たったりすることがあります。その際痛い場合は、遠慮なく左手を挙げてお知らせください。